ガルパン - ボービントン戦車博物館へパンツァー・フォー(Tank Museumへの行き方)
映画けいおん!の聖地巡礼に来て2日目、まずは先に世界最大の戦車博物館といわれるボービントンのTank Musuemに行きました。
自分はガールズ&パンツァーも大好きなのですが、
劇中に出てくる戦車の本物に触れるのは
むちゃくちゃ難しい(というか、ほぼ不可能)です。
日本の戦車を国内でみることすらなかなかできないのに、
ガルパンに出てくるヨーロッパの戦車を見るなんて・・・無理ですね。
でもイギリスに行けば、そのようなヨーロッパの戦車たちに会えるんだぜ!
・・・ということを、つい最近ガルパン最終章の映像特典で知りました。
バンダイビジュアル杉山プロデューサーが現地に乗り込んでましたね。
これは行きたい。行かねば。
ガールズ&パンツァー 最終章 第1話 (特装限定版) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2018/03/23
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログ (4件) を見る
というわけで、ロンドンから電車日帰りで行きました。めっちゃ遠かったです。
でも、苦労して行ってきただけの感動はありました!
次に行ってみようという人たちのためにも、
現地までの行き方と、現地の様子をレポートしていきます。
※なお、筆者はミリヲタというわけではないため、
細かいアラは、やさしい目で見守っていただけると助かります汗。
1)現地までのアクセス
繰り返します。ロンドンからめっちゃ距離あります。170kmくらい。
地図でみるとこんな感じ。
東京から大洗に日帰りで行く感じでしょうか。
戦車博物館の現地最寄り駅は、
日本のJRに相当するサウスウェストトレイン(SWT)という列車の「Wool 駅」です。
電車の乗り換えはRail Plannnerというアプリを使って調べました。
日本の乗り換えアプリと同じ感覚で発着駅と目的駅、出発時間を入れると、
乗り換えプランを複数見せてくれます。
自分はWest Bromptonという駅から
ホテル最寄駅のレトロ感パない pic.twitter.com/WqxTHfnOq2
— 憂兵P (@heiyu_TNK) November 12, 2018
地下鉄でClapham Junctionという駅でSWTに乗り換え、
wool駅まで行くという行程。
ロンドン市内から電車だけで片道3時間かかるんですよね。。。
日帰りなら朝一で行かなければ厳しい。
(映像特典にて、杉山プロデューサーはボーンマスという近場の街に宿をとってました。)
Woolからはタクシーが出てますが、晴れてたので20分かけて歩きました。
イングランドの田舎町でのんびりお散歩 pic.twitter.com/mvNP62xCqz
— 憂兵P (@heiyu_TNK) November 12, 2018
駅から進むごとにいくつか案内板が出ているので迷うことはないと思います。
英国陸軍の駐屯地に隣接しているので、演習エリアが両サイドに広がります。
戦車博物館キタ! pic.twitter.com/VSR3kAX4kR
— 憂兵P (@heiyu_TNK) November 12, 2018
おぉぉぉぉぉ!!!!
王室戦車隊記念像が見えてくれば、入り口はもうすぐです。
着きました!
博物館からの帰りはさすがにしんどかったので、博物館の係員さんにお願いして
タクシーを呼んでもらいました。
「I ask you to call a taxi right now」っていえば、OKです。
係員も慣れてるので、すぐに呼んでくれました。
7ポンド(ワンメーターくらい)・10分くらいでWool駅まで帰ってこれます。
2)切符
現地鉄道の乗車券システムが複雑ときいていたので、
英国観光庁が発行しているブリットレイル・サウスウェスト・パスという
外国人観光客向けの青春18きっぷ的なものを購入。
https://www.visitbritainshop.com/japan/britrail-south-west-pass/
上記サイトで買えます。
ポイントは次のようなところ。
・ウェブサイトを通じて、日本であらかじめ買っておく。
購入申請を済ませると、パスが英国観光庁から日本の指定住所まで郵送される。
→つまり、イギリスへ渡るまでに購入手続きを済ませないといけない。
郵送期間を考えると、渡航1ヶ月前には申請してしまいたいところです。
現地まで忘れないようにパスを持っていきましょう。
・座席クラスは「スタンダード」を選択。
SWTは、JR東日本のように通常列車にファーストクラスの車両(グリーン車)が
付いています。
とはいえ、日本のそれと違って車両や座席の感じが劇的に変わらないので、
あえて高価な方を選択するメリットはないかな、と感じました。
3)切符の使い方
はじめにSWTの駅カウンターに行き、駅員にパスを提示、
「Valid from xxx(有効開始日)」「Valid to xxx(終了日)」 を伝えて
記入してもらい、スタンプを押してもらいましょう。
(上記画像でいうところの「14 Nov 2018」と表示されている箇所がスタンプです)
SWTは駅改札が無く、乗った電車内で定期的に車内を見回りにくる
車掌さんにパスを見せます。
実は、11月12日から利用しはじめたのですが、ラッシュアワーのさなか
カウンターの駅員が相手してくれず、
戦車博物館へ向かうときは車掌さんにみせても「降りたwool駅で駅員に手続きしてもらえ」と指示され、
しかもwool駅は駅員がおらず、、、といった状況が続きまして
別の日にまったく違う駅で手続きしてもらった、という次第です。
「なんか罰金でもとられるんじゃないか」とおびえてたのですが、
駅員には「大した問題じゃないよ」といわれ、
さらっとスタンプを押してもらえました。
4)列車の乗り方
イギリスはJRのように決まった行き先の電車が決まったプラットホームに来る、、、
ということは無いらしく、乗るべき電車がくるプラットホームを都度確認する必要があるようです。
行先が複数ある車両を受け入れるターミナル駅になると
必ず上のような案内表示板が駅構内についてます。
まずは、目的地になる「Wool」駅を探しましょう。(アルファベット順)
そして、Time(駅発車時間)までにPlat(発車プラットホーム番号)へ行けば、
目的の車両に乗り込めるようになってます。
先に紹介したアプリで調べていた情報から
「Weymouth行きEXP(特急電車)」の発車時間と突き合わせれば、完ぺきです!
余談ですが、Waterlooという大型駅では、夕方のラッシュアワー時、
こんな感じになってました。みんな案内表示板前に立ち止まって
帰りの電車の到着ホームをチェックしてるんですよね。おもしろいですね。
5)戦車博物館ー館内の様子
そんなわけで、現地到着。
館内では西住隊長達が乗り込むⅣ号戦車は当然ながら、
スタッフに許可もらって、Ⅳ号戦車に乗った西住隊長にパァンツァーフォーしていただいた。 pic.twitter.com/G3kUYrJVD8
— 憂兵P (@heiyu_TNK) November 13, 2018
ヘッツァー!手前はヤークトパンター。こいつもヘッツァーのお兄ちゃん感あるなぁ。 pic.twitter.com/EZ9eCVaoQa
— 憂兵P (@heiyu_TNK) November 13, 2018
アンツィオ高校のCV33型快速戦車や
(C) GIRLS und PANZER Film Projekt
最終章で活躍中のルノーFT
(C) GIRLS und PANZER Film Projekt
サメさんチームのMk.IV戦車、
サメさんチームのMk.IV。 pic.twitter.com/bzvaGSpZLF
— 憂兵P (@heiyu_TNK) November 13, 2018
だけでなく、聖グロリアーナ女学院のマチルダやチャーチル、
マチルダとチャーチルもおるでよ pic.twitter.com/rmff54cGS3
— 憂兵P (@heiyu_TNK) November 13, 2018
サンダース大付属高校のシャーマンファイヤフライ、
フアイヤフライくんやないか pic.twitter.com/lLosM7gKRC
— 憂兵P (@heiyu_TNK) November 13, 2018
プラウダ高校、カチューシャ隊長も乗り込んでいたT34/85
T34/76
黒森峰女学園のティーガーⅠ
ティーガーⅡ、重駆逐戦車エレファント
ティーガー、エレファントは圧巻。実物のゴツさパない。まだ動くらしい。 pic.twitter.com/qxDX79Pt20
— 憂兵P (@heiyu_TNK) November 13, 2018
駆逐戦車ヤークトティーガー
Ⅲ号戦車
その他、イギリスのホイペット
(1話の生徒会が戦車道受講者を集めるためにみせた映像で出てた戦車)
なんかも置いてました。イギリスの戦車博物館ですが、他国の戦車も実機で観られるなんて感動です!!!!!
また、イギリスの戦車博物館だけあって、
センチュリオンは至るところで展示してありました。
(C) GIRLS und PANZER Film Projekt
また、大学選抜で使われていたM24チャーフィー軽戦車も発見。
あと、戦車を半分にぶったぎった模型を通してみる車内の様子が興味深い感じでした。
車長(通信手兼務?)、砲手
操縦手
装填手
さらに好奇心がそそられたのが、戦車開発の歴史コーナー。
戦車開発の歴史コーナー。こ!これは、観覧車先輩の元ネタなのでは!? pic.twitter.com/HFSb16wvpS
— 憂兵P (@heiyu_TNK) November 13, 2018
ツボったのが、フライング戦車。戦車を敵地に輸送するのが大変だから羽付けて飛ばせばいいじゃん!という発想から生まれた一品。そんなことが可能な飛行機は無い、ということから断念したという今となっては当然の落ちが付いてるのもポイント高い。すき! pic.twitter.com/2bn3vSmUaq
— 憂兵P (@heiyu_TNK) November 13, 2018
などなど、戦車という一つのテーマを通して色んなことを見て学べる、、、
て感じです。昼食をはさんで、4、5時間くらいいた気がします。
最初は塹壕を乗り越えるために作られた兵器が、どのようにして今の戦車の型に落ち着いていったのか?ブルーレイ映像の特典「不肖・秋山優花里の戦車講座」で観て聴いてきたことが、すごく腹落ちしていきました。
自分は平日に観に行ったので地元の小中学生が3-40人くらい
課外授業で見学に来てましたね。
こういう環境が国に残っているというのは、平和教育上必要だと思いますし、
羨ましいですね。
長くなってしまいましたが、イギリスのボービントン戦車博物館、
ちょっと遠いですが、
興味を持った人はどんどん訪れてほしいな、と思います。
-----------------------------------------------------------------------------------
◆補足
The Tank Museum(戦車博物館の)公式HP
https://www.tankmuseum.org/home
休館日:12月24、25、26日
開館時間:10:00-17:00
入館料:大人1枚 14ポンド(公式HP上で事前に購入しておけば13ポンド)
※最新情報は、HP上で確認してください。
以上